kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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撮る男
 ギャハ! 七月の写真教室を兼ねた白山登拝メンバーの麗しき女性たちが、「撮る男」なんてタイトルをつけた写真をプレゼントしてくれた。自分で言うのもなんだけど、かっこいいでしょ! ふるさとの山、白山に生まれて生かされて、ぼくはこんなふうにして写真を撮ってたんだなあ、なんて、ほんとこれこそ地球のいい思い出だぁ。あんまりうれしいので、このブログのページがあるかぎり記念に残しておくのだ。肝腎の写真教室では大したアドバイスもできなかったけど、なぁんだ、はじめっからこんなに上手なんだもの、これからは写真を愛する仲間だな。

Photo;Masako

Photo;Sachiko




| 18:23 | 白山 | comments(2) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
主権者
 朝一番に行こうよ、というヨシエどんの誘いに乗って開門前の投票所についた。朝の空気にも秋の気配。気持ちがいい。このさわやかな風と共に新しい政治が始まるだろうか。深夜の結果が楽しみだ。

 石川県入りした鳩山由紀夫さんの街頭演説に、新聞で読んだだけなのだが、興味深い話があった。「わたしが総理になったなら、総理を退いたあとは政治家も引退する」ということだ。元総理としていつまでも影響力を持とうとする今の自民党政治への批判をこめているわけだが、引退の慣例ができあがれば願ってもない話だ。総理の間になにをするかが本当は大切なのであって、元という経歴や派閥の力を利用した影の存在としていつまでも残ってもらったのでは、現役として働く人たちの立場が成り立たなくなってしまう。誰にもわかりやすい政治をこそ、望みたいものだ。



 これまで真剣に考えたこともなかったけれど、主権者という立場に国民のひとりひとりがなり得るチャンスでもある、と思う。自民党の独裁ならだれが総理になっても同じじゃないか、とぼくはずっと思ってきたけれど、マニフェストなどと呼んで各党の政策や理念を身近に感じるようになってきている今、その実行力に欠陥が見られたらいくらでも異を唱え、それを聞く耳をこれからの政権を担う政治家は持たなければならなくなるのだ。それが政権交代の意味だ。交代とは、政権を担う政党のことばかりでなく、主権者は誰だったのかと本来あるべき形に戻ることでもあるのだ、などと、いつになく力が入ってしまう。

 まずは国民の暮らしから、と言ったところで、自然に帰ることより経済発展を大切にしているのは民主党とて同じこと。憲法改正も念頭に置いているだろうし、アメリカの傘の下にあることからどこまで抜け出せるものか。だが面白いのは、民主党の候補者の中に政治の初心者が相当数見受けられることだ。それだけ、聞く耳を持っている、ということでもあるかもしれない。国民と政治の距離を縮めよう。それも庶民の仕事だ。などと、なんでこんなに力が入るんだろう。

 すぐに何かが大きく変わるものでもないかもしれない。けれど、変化する可能性はこれまでになく大きい。どんな国になるといいだろうかとそれぞれの言葉で語る素人的発想の話でも、静かに耳を傾ける人たちが政治家になる、そんな日本になるといい。





| 12:08 | 日々のカケラ | comments(2) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
自殺
 この国では、毎日百人もの人が自らの命を絶っている。「1〜7月の自殺1万9859人=すべての月で昨年上回る」(時事ドットコム)という記事を読みながら、今この瞬間にも直面する問題から抜け切れずに自殺を考え、または実行している人がどこかの町にいるのだと思うと、居たたまれない気持ちになる。自殺をしようなどと考えたこともないぼくには他人事でしかなかったのに、どういう風の吹き回しだろうか。不景気と関係あるものか、仕事がほとんどなくなっている今、近い将来に明日のご飯にもありつけない日がやってくるかもしれないからだろうか。そのとき、ぼくはどうするだろう。日雇い人夫の仕事があるなら、学生時代の頃のアルバイトのように喜んでするだろうか。体力がなくて解雇されるかもしれない。こんなブログを書いているゆとりも気持ちもなくなるだろう。ぼくもいつかそうやって追い込まれていく。誰が手を貸すでもなく、世間は見て見ぬふりをする。結局あなた自身の責任だと、声なき声で自殺者は見送られる。



 そんなことを思っていると、人間とはなんだろうかと考えないではいられない。民主党のマニフェストを見つけて鳩山由紀夫さんの話を聞いていると、友愛という言葉があっていくらかジーンときた。政権交代が実現すれば、政治の世界に愛が誕生するのだ。言葉だけで終わるならまた交代するのだろうが、ほんとうにひとりひとりの命を大切にして欲しい。勝ち組だ負け組だと騒いでいる風潮などどこかへ吹き飛んでしまえばいい。
 
 いま、自殺を考えている、どこかの町のだれかさん。せっかく生まれてきたんだもの、死ぬまで生きていようよ。死ぬことを決断できるくらいなら、どんな暮らしでもいいじゃないか。この人生の問題など、どうせいつかは終わってしまう。それまで適当に暮らせばいいじゃないか。適当はいいものだ。いい加減は、もっといいものだ。どちらも気楽でいいものだ。正しいも悪いもない。あいまいなままでここまで生きてこれたぼくが言うんだから、まんざらウソでもない。人生の意味も、人間のことも、ぼくには結局よくわからないけれど、せっかく生まれてきたことだけは、なぜかとても大切なような気がする。

 




| 14:32 | 日々のカケラ | comments(0) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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