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2013.09.24 Tuesday
変わらぬもの
旧中山道の宿場町柏原の街道を歩くと、その時が昼でも夜でも往時が偲ばれる気がするから面白い。まるでその時代を懐かしんでいる気分にさえなれる。「変わらぬもの」と題した対談の会場に相応しい環境がこの田舎町にはあった。町に好感を持てるのは、おそらくそこに住む人に好感を持っているからだろう。行きずりの旅では決して味わえないこの感覚をこれからも大事に抱えて歩くとしよう。
対談そのものにも感じることは多かったが、その前に思うことがある。話し手の存在ばかりか、その対談の場を主催した若者の存在だ。どこか公的なお仕着せの集いなら珍しくもない。年配者の暇つぶし程度の催しなら興味さえ持てない。それは、今と未来を憂う若者が真剣なまなざしで見つめた日常から生まれたものだった。自分のことで精一杯の世の中だからこそ、自分のことばかりではなく世の中そのものを相手に暮らすのだと、そしてそのひとときを己の懐に抱き込む努力の積み重ねが人生を創造して行く肥やしになるのだと、どうやら無言で教えてくれた。おそらく人は、いくつになっても師に囲まれているようだ。
対談の中で何度か出た「放浪」や「振り子」という言葉が今も妙に心に残っている。若い頃宙ぶらりんな放浪の旅に出た対談のおふたりに共通するものがあるなら、源はその旅じたいにあるのだと思った。根無し草、寄る辺なき立場をいやというほど体験した人から感じたものは、自我とは無縁の自意識、とでもいうような不思議な魅力だった。だれもが自分の生活は自分で守らなければならないと思っている。当然だ。最後には国が助けてくれるなどともはやだれひとり思っていないだろう。だからと言って、戦々恐々と、あるいは意気軒昂に、などと偏った生き方もしたくない、という程度の良き人ばかりが世の中の大勢を占めている。それが今の日本の状況なのではないだろうか。
対談を聞きながら、この凡夫は今も宙ぶらりんな日々を暮らしているのだと感じた。しかも振り子の揺れ幅はとても小さい。ドラマチックな人生を望んではいても、生きる時代そのものとは意識的には無縁の人だった。定まるものが足下にないのだから、ふらふらと彷徨っている感覚が常にある。これでは生きる自信のあろうはずがない。本当の放浪の旅に出なかったことを今さら後悔してもはじまらない。けれどこの先もお茶を濁した程度で満足する気にもなれない。変わらずに懐に抱えていたものの芽がようやく出たきたのか。あまりに遅い目覚めだ。
歴史も個々の人生も振り子のように反転し揺り返すだろうと対談者の佐伯さんは言った。解き放たれた弓矢では決してあり得ないなら、小さくてもいい、その揺れ幅の中で思い切りの覚悟を決めて生きればいい、などと若い頃なら意気も上がっただろうが、今はその言葉が静かに沁みるように聞こえてきた。沁み入るこの自分という穴の大小に悩んでいる時間はもう残されていない。穴を掘り下げるしかないのだろう。それにしても振り子の支点にあるものはいったい何だろうか。この日々をだれがゆらゆらと揺らしているのだろう…。
「対談の間」ー変わらぬものー
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マスノマサヒロ
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