kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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青空キャンプ(4) キャンプという生活




 青空キャンプと名づけた今夏の保養プログラムは前期の森篇と後期の海篇を合わせて20日間ぶっ通しのテント生活でした。お風呂は数日に一度近所の温泉に行く以外はドラム缶風呂(あまりに非効率で一度で断念しましたが)や施設の担当者が用意してくれた巨大な行水用のプールで代用し、洗濯も調理も基本的には子どもたち自らが率先してすることにしていました。ところが子どもたちの予期せぬ実態に、当初の思惑が大きく外れました。まず当たり前だと思っていた毎日の歯磨きを、キャンプ6日目にして尋ねてみると、なんとまだ一度も磨いていないという子が数人もいてびっくり。毎日励行した子はひとりもいませんでした。食事も自分たちで準備しなければ食べられないことを一度経験すればいいと傍観していましたが、粗食でもなんの不満もなく淡々と終わってしまったのでした。自分を時々の状況に合わせるというより、もしかすると現代っ子は感覚が鈍っているのではないかと思ったほどです。野生になる!というテーマを掲げてはみたものの、野生的な欲求はほとんどその場かぎりの遊びに限定され、あとはあなた任せの指示待ちが多かったように思います。その指示にさえ敏感に反応してくれることは稀でした。

 でも森篇の間は毎日のように雨にたたられ、中まで濡れたテントを乾かしたり、夜半は管理棟に避難したり、立て直して心機一転で臨めばまた大雨という具合で、悪条件の中でキャンプをやり通したというだけでも子どもたちを褒めてあげたいと思います。乗り越えるという経験を少しずつでも重ねて行くとき、それこそが大切な思い出ともなり、明日への自信にもなるでしょう。とは言いながら、その場を準備したスタッフのおとな自身もほとんどが自然からほど遠い生活をしています。子どもたちといっしょに経験を積み重ねるキャンプになりました。

 屋外で生活するためには、たとえば薪割りが必要になります。鉈を手にする機会などおとなでも少ない今、子どもたちがぎこちなく振り上げる様にはらはらしては声を掛け、それでも小さなケガが絶えませんでした。目を離していては危険な環境だとわかっていても、四六時中見ていることはまず不可能です。子どももおとなも自ら経験して学んで行くしかありませんでした。一番ケガしたタケゾウの、最後には火起こしのための細い薪を手際よく切り分けていた姿を忘れられません。

 キャンプが始まって早々に、最年少の6歳のユウタがくるぶしの辺りにぱっくり傷口が開くケガをしました。抱きかかえて救急セットまで走り寄り応急措置をするスタッフのごんちゃんが、「これは医者ですね」と即決断。横でほとんど傍観していたぼくはその声を聞いてハッとしました。(そうか、これは決断しなければならない状況だったのか)、などと書くとなんとも信用できない代表になってしまいますが、まさに生活の場でも同じように決断しなければならない瞬間が数多くあるはずで、それに気づけないでいたのでは、子どもたちに感覚が鈍いとか麻痺しているなどと言えたものではありません。刻々と変化する時の流れに敏感であることが、キャンプという生活の場では特に大事だったような気がします。
































| 14:57 | ひかりっ子 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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