kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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青空キャンプ(2) ケンカしたい




 ようやく疲れが取れてきました。年を取ると回復が遅れることはよく耳にしてきましたが、いよいよ自分のこととして感じられるようになると、もっともっと老いることの味わいを大切にして生きたいものだと思います。サヤタの絵日記を添えて届いたおかあさんからメールを読みながら、キャンプ中の自分の視点がなんとも年寄り臭かったと、今ごろになって苦笑いと共に感じています。

 一見おとなしそうなサヤタが絵日記に書いている言葉がとても印象的です。「この中でいちばんいいのはケンカです。ケンカをするとやってしまったことをもうやらないからです。つぎこのキャンプがでたら行ってケンカしてもっとなかよくなりたいです」。実際には何度も同じケンカを繰り返し、おとながいくら言って聞かせても言葉が通じないもどかしさが残りましたが、子どもたちには決して日々同じではなかったようです。ケンカも後片付けも物の扱いも、さらには調理の手伝いも、まったくどれもこれもうまく行かないキャンプだったと一方的に決めつけることだけはしないでおこうと思います。

 おかあさんからの報告を二、三。

 うちの子達は、興奮覚めず3人で争うようにキャンプの話をしてくれました。どの話も日常から離れイキイキしてこちらまでウキウキしたりハラハラしたり、生きた話をしてくれました。

 リクトは、キャンプがそうとう楽しかったようで、かなりこうふんして帰って来ました。「楽しすぎる、好き嫌い多くてご飯あんまり食べられなかったけど、ご飯食べれなくてもいい、また行くよ。ますやんが冬もやるって、1人でも行く」と言い、主人と私はびっくり。リクトは外遊びがあまり好きでない子です。びっくり。

 保養に行かせる親の気持ちもそれぞれ、子供の気持ちもそれぞれですね。保養に行きたくないと母親にしがみついてバスに乗れない子、保養先でホームシックで泣き出す子、不安やイライラで意地悪する子、親がいなくて眠れず夜がこわくてしゃべりまくる子、でもどの子も一生懸命です、子供の気持ちとして当たり前なのかもしれません。

 保養先で子供が言いたいこと言ってケンカできて、受け止めてくれるスタッフさんがいて、こんなキャンプなかなかないですよ。子供達がここまで仲良くなるキャンプはないです。


 会として二年目を迎え五回目のキャンプだったこの夏は、主催者として少し気合いが入り過ぎていたのかもしれません。テーマは野生になる!子どもたちにはサポートするスタッフが少ないこともあって自主的な生活を望みました。言わば理想を掲げてしまったわけで、その線から外れると気持ちよくないと連日感じてしまいました。

 でもこれは、あくまでも保養キャンプでした。福島を離れたくないのに保養に出なければならない子もいるでしょうし、逆に出たいのに条件が揃わない場合もあると聞いています。原発事故という犯罪と、いつまで続くとも知れない放射能汚染が、保養プログラムという枠組みを生み出したのです。「原発事故子ども被災者支援法」を制定しながら一向に具体策を講じない国ですから、庶民による保養プログラムを今は止めるわけには行きません。たとえ力不足でどんなに中身の薄いプログラムだとしても、庶民と庶民が寄り添い開催することじたいに意味があるのだと思えます。

 サヤタのおかあさんからはこんな言葉も届きました。

 郡山に着いた子供達は別れがたいようで「また会おう、冬のキャンプで」「ありがとう」などと一人一人に声をかけ合っていました。

 20日間ものテント生活を共にした彼らは、それだけでもう一番の友だちなのかも知れません。またおいでよね、心置きなくケンカもすればいいさ。言うこと聞かない奴は心置きなく叱りつけるから(笑)。


































| 15:49 | ひかりっ子 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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