kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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キャンプのあと
 


2012.08.07 移動中の千里浜にて


 「ふくしま・かなざわキッズ交流キャンプ」を無事終えることが出来ました。軽い気持ちで声を掛けたことがまさかこんなに大勢の人を巻き込んで広がって行くなんて、実際そうでなければ開催することが出来ないことを知りながら、本当には想像すらしていませんでした。この四ヶ月の間、実行委員会を作った数人の仲間と毎日のようにやりとりしながら準備を進めて来ました。思い出すシーンが山ほどもあります。そのひとつひとつが、そこにいたひとりひとりが、キャンプでした。

 街頭で募金箱に入る一円玉にさえ頭を下げ、頭を下げた視線の先に一万円札が見えて驚き、最終的に総額は八十万円を越えましたが、不足分は現物で補おうと大勢の人が動き、食材などは店が開けるほどいろんな物が集まりました。直接子どもたちと生活した若者たちをはじめ、食事やプログラムを担当した懐かしいみなさん、ここからご縁が始まった方々、キャンプで動いたすべての人の顔が浮かんできます。事あるごとに応援してくれる遠くの友らが今回もまたあたたかな言葉とともに送金してくれました。いったい何人の人の思いが集まっていたんでしょうか。参加した子どもたちの数は多い期間で十人程度、募集枠の四分の一ほどの少数でしたが、どうやらこれがちょうどいい規模だったようです。まったくもって手を焼く子どもたちでしたから(笑)。

 キャンプでは毎日喧嘩ばかりという印象が残りました。人とふれあう基礎が出来ていない小学生を相手に振り回され、何度も何度も同じことを言い続けました。たったひとつの理想の形があるのではなく、もしも喧嘩も交流のひとつなら、それはそれでうまく行ったということでしょうか。福島からの参加はわずかに六人でしたが、ただひとり全日程を参加したユースケが最後の夜に言いました。「ぼくは一人っ子なので、リョースケと喧嘩できてよかった。明日から、さびしいです」。このジジイはそんな喧嘩に真剣に腹を立てていたおとなでしかありませんが、その喧嘩のおかげで思えばおとなも子どもも誰もが真剣にふれあっていたような気がします。医王の里キャンプ場の森と能登島の海と、会場にした石川のフィールドに飛び出して、みんなで笑って泣いて、怒って謝って、ちょっぴり怪我もしたりして、どの瞬間も素の自分で居られたのかも知れません。

 福島第一原発事故から学ぶことはなんでしょうか。いま日本のおとなとして何をすべきでしょうか。放射能に汚染されてしまった国の庶民として、生きている間ぐらい真剣に考え続け、ひとつでも形にして行く姿をこれからの子どもたちに見せておかないと日本はもう救われないのではないかと、柄にもなくつい心配になります。「未来から借りている今」というある写真家の言葉を時々思い出します。若い頃よく口にした、未来を創るなどという言葉にはどこか傲慢なものを感じるようになりました。不確かな未来につながる今なのではなく、未来はすでに存在しているのかも知れません。そんな未来から届く声を、耳を澄ませて聴くのです。そこに向って一歩一歩と歩いて行くのです。今という瞬間に真剣に向き合い、あっけらかんと手放しながら。




ふくしま・かなざわキッズ交流キャンプHP































| 06:27 | ひかりっ子 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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