kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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「化け野」
 




 あれよあれよと言う間に詩人になってしまった友が二冊目の詩集を出した。表紙にぼくの写真を検討しているとの相談を受けランチをご馳走してくれたあの日、見本の表紙を見て、軀の中で沸き立つものを感じた。喜びともちがう、興奮でもない、もちろん落胆でも羨望でもない、そんなちっぽけな人間の感情とは無縁の、形容し難い感覚だった。詩集の題名は「化け野」。その下には著者名、大野直子。背景には枯れゆく向日葵の白黒写真。ひと目で気に入った。友が詩人になりはじめたころから、その友のこの友も変わりはじめていた。そうだ、この名のない感覚は、同士を讃える讃歌を披露する場があるなら、そのとき歌いながら感じるものに似ているだろう。

 友からの謹呈の一冊に添えられた一文にも震えた。「プチ更年期障害を患っても、介護鬱になりかけても、悲しいことがあっても、詩で書き倒し(言葉は悪いですが)、笑い飛ばし、やり過ごしてきたようなところがあります。まさに、生活の中に詩があり、詩の中に生活がありました」。まさにぼくもそのようでありたい。自ら作り出してしまった壁をそうやってぶち壊し、行きつ戻りつしながら世界に開かれて行きたい。

 何日もかけて、ゆっくりと読み進めて、いま終わったばかり。何がしかでも感想を書き留めておきたいのに、叶いそうにない。評論でもあるまいし、今またふつふつとわき上がってくるものを簡単に言葉に置き換えてしまいたくない。ただ、詩人とは凄いもだ。友がその仲間入りをした。しかも独自の扉をこじ開けながら。ああ、うれしい。


































| 15:28 | 日々のカケラ | comments(0) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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