kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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memo 蛹



気は、昇降開合を繰り返す。開閉との違いは大きいけれど、どちらも流れ動いていると考えれば、閉じた心の状態さえ一時的なものだと知ることができる。むしろ閉じているからこそ、開くというサイクルを経験することになる。閉じ籠っているということは、もしかするととても大事なことかもしれない。

幼虫からいきなり成虫にならず、間に蛹という時期があることにも、きっと大きな意味があるにちがいない。固く閉じた殻の中に閉じ籠っている間に、いったいどんな大切なことが営まれているんだろう。閉じている時代の自分をよくよく見つめれば、蛹のこともわかるかもしれない。

自然体験活動のリーダーになろうと学んでいたころ、「さなぎキャンプ」なるものを開こうと思った。参加者は学校嫌いな子どもたち。音楽家や陶芸家、画家や写真家など、とにかくこの世で開閉を繰り返しているおとなたちといっしょになっての、なんにもしないキャンプ。まだ実現していないけれど、、、

「さなぎキャンプ」をまだ開かないのは、子どもらにはなんだか余計なお世話だと思ったから。自然体験活動などと言っても、教育の場を学校という建物からフィールドに移しただけのものが多い。決めたプログラムに則り、決めた方向へと導こうとしているのがわかると、途端にやる気が失せてしまった。

蛹の過程は、きっと閉じ籠っていることにこそ価値がある。限られたエネルギーを無駄にせず、やがてやってくる開く過程のために、すべての力を注ぎ込んでいる。それが凝縮されて、熱く、または静かに燃える生命エネルギーへと形を変える。そんな子どもらの大切な蛹の時代を邪魔してはいけない。

昆虫などの蛹の時期は一定の長さを保っているだろうが、人間はどうなんだろう。子どもばかりじゃない、おとなも閉じ篭る時代。人間の殻は見えないばかりに、外から気づいてもらうことはなかなかかなわない。昆虫ならそっとしといてあげられるのに、人間だというだけで、とんでもない扱いをされる。

雑多なものが複雑に絡まっている社会で生きて行く難易度は、昆虫の比じゃない。人間がうまく生きて行けないから、昆虫もほかの生き物もそのとばっちりを受けている。もしかするとそんな全体も、開閉、開合を繰り返しているのか。今は蛹社会なんだろうか、爆発するためのエネルギーを蓄えている。


京都シネマ・スクリーン・ギャラリー マスノマサヒロの部「家族の時間」
 
 1月29日(土)18:00~20:00 ◆ゲストトーク/『風の旅人』編集長・佐伯剛
  29日のみ参加費1,000円。入場者には「風の旅人」40号(マスノの「のと」掲載誌)を進呈いたします。
 1月30日(日)10:00~12:00 ◆トーク/野寺夕子×マスノマサヒロ

京都シネマ
京都市下京区烏丸通四条下る西側 COCON 烏丸 3F TEL : 075 (353) 4723
アクセス





























| 09:38 | 日々のカケラ | comments(0) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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