kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

| CALENDAR | RECOMMEND | ENTRY | COMMENT | TRACKBACK | CATEGORY | ARCHIVE | LINK | PROFILE | OTHERS |
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| | - | - | - | posted by スポンサードリンク |
memo 関係性




祖父がgrandfatherで、曾祖父ときたらそれにまだgreatがつく。great-grandfatherかぁ。老いてゆく親父を見ているとそんな威厳の微塵も感じられないけど、このgrandもgreatもきっと、世代を繋いで展開する人間の営みの壮大さを讃えているような気がする。

婿を喪って以来、それまで当たり前のように感じていた家族に急に目が向きはじめた。どこにでもいる人間の集まりがどこにでもある暮らしをしているだけなのに、その姿を見て感じて撮っていると、個々の存在というより、その関係性にとても興味が湧いてきた。絡み合う人と人の物語。壮大だ。

家族関係は近すぎてこじれると厄介だが、だからこそ人間関係の中でも特別価値があるとも言えそうだ。亡き婿の父親は兄ととても仲が悪い、いや悪かった。仲を取り持っていた息子で甥っ子だった若者の死が、そんな人の関係に変化をもたらした。小さな物語にすぎないけれど、その若者の娘がぼくの孫娘。

婿とのつきあいはほんの数年で終わった。孫娘とそのパパの日々は、たったの二年だった。孫娘を撮り、パパのエピソードを伝えたりすることは、じじいとしての努めだとさえ思う。だれの命にも限りがあって、それでもそんな命と命が紡ぎ出す物語は、まるで永遠かと思えるほどに、深まり広がっていく。

先祖と聞いてもピンと来なかったが、どこかの名家のように系図でもあって、大昔からの先祖のつながりが目の前に表れたなら、どんな気持ちになるだろう。今ここの暮らししか見えていないちっぽけな人間同士に、どんな変化が生まれるだろう。ああ、ため息が出るほどに壮大だなぁ。

平面と思われがちな蜘蛛の巣にも立体的なものがあって、マクロレンズで覗いてみると驚くばかりに複雑。数珠つなぎにくっついている朝露が光ったりすると、それはそれは美しく、恍惚の人となって見とれてしまう。人と人が織りなす関係も、個々でなく、全体を見ると、きっとそんなふうに見とれるのかなぁ

人を撮るというより、人と人の関係に目を向け撮る。いまはそんな気持ちになっている。もしも平凡な家庭の中にも普遍的な要素があるとしたら、個々でなく、個々の関係から生まれ出てくるものの中にあるだろう。その関係の一員としてその場に居ながら、離れてもみる。スリルとサスペンスだな。



京都シネマ・スクリーン・ギャラリー マスノマサヒロの部「家族の時間」
 
 1月29日(土)18:00~20:00 ◆ゲストトーク/『風の旅人』編集長・佐伯剛
  29日のみ参加費1,000円。入場者には「風の旅人」40号(マスノの「のと」掲載誌)を進呈いたします。
 1月30日(日)10:00~12:00 ◆トーク/野寺夕子×マスノマサヒロ

京都シネマ
京都市下京区烏丸通四条下る西側 COCON 烏丸 3F TEL : 075 (353) 4723
アクセス






























| 07:41 | 写真 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
スポンサーサイト
| 07:41 | - | - | - | posted by スポンサードリンク |
Comment








Trackback
この記事のトラックバックURL: http://kazesan3.jugem.jp/trackback/812
<< NEW | TOP | OLD>>