kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

| CALENDAR | RECOMMEND | ENTRY | COMMENT | TRACKBACK | CATEGORY | ARCHIVE | LINK | PROFILE | OTHERS |
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| | - | - | - | posted by スポンサードリンク |
人間衝動




 六月朔日、今日発行の『風の旅人』40号に掲載していただいた。出合った写真という表現の、ならではの深い世界に気づきはじめたのは、この、雑誌の域をはるかに越えた雑誌のおかげだった。だから、せめて死ぬまでに一度でいいから載ってみたいと、珍しく夢を持った。それがいきなりかなった。

 本号の最後のページに、編集長の佐伯さんがさりげなく気持ちを書かれている。すこし長くなるけれど、読んで震えた今、とても大切なことがこの中にあるにちがいないのだから、書き出しておこうと思う。

 「『風の旅人』は、2003年4月に創刊して以来、今月号で40冊になります。この雑誌に掲載している写真や文章に触れるたびに、私は創っているのではなく、ただ媒介者として創らされているという感覚になります。むしろ、創らせていただいていると言った方が適切かもしれません。これは私自身の個人的な感覚にすぎないかもしれませんが、これまで掲載してきた写真や文章は、それに触れることができただけでも今日まで自分が生きてきた甲斐があるのではないかと思えるほど、途方もない力が満ちています。その力は、この社会の様々な現象に惑わされることなく、生きていくうえでもっとも大切なことに向かおうとする人間衝動の波動のようなもので、その波動の余波によって、自分の生の営みが下支えされているように感じながら、私は、これまで、この雑誌を編んできました。いつまで続けるのか、いつまで続くのかといった現実的な分別はあるものの、人間衝動の波動が自分に伝わり、その力を前向きに舵取りできる状態であるかぎり、航海は続ける。それが不可能になれば、激しい潮流に流されないように錨をおろして備えようと思います」。

 人間衝動。初めて出会う言葉だ。なのに、よくわかる。その波動の余波が、田舎のちっぽけなこのぼくにも届いたのだ。

 生きていくうえで、人はなにをもっとも大切にするのか。それは生涯変わらずにあるものか。残念ながら、今はまだわからない。わからないけれど、大切なものに向って、確かに一歩踏み出したような気がする。





























| 13:37 | 写真 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
スポンサーサイト
| 13:37 | - | - | - | posted by スポンサードリンク |
Comment








Trackback
この記事のトラックバックURL: http://kazesan3.jugem.jp/trackback/733
<< NEW | TOP | OLD>>