kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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所信表明演説
 まるでオバマ大統領の演説を聞くような鳩山首相の所信表明演説だった。野党の代表たちからは抽象的だ、感傷的だと辛口の感想が返ってきたけれど、所信とは目指す道を示すことだろうし、それに沿った具体策をこれから共に探って行こうと呼びかけているのではないのか。これまで日本の政治家の演説などには興味がなかったのだから比較のしようもないけれど、今回のこの演説の言葉ほどわかりやすく心に響いてくるものがあっただろうかと、ぼくにはそれほどに感動的だった。

 青森のおばあさんやチョーク工場での首相が見聞きした庶民とのエピソードも紹介された。政界一の資産家の首相に本当に庶民の気持ちがわかるものか、それは庶民にはわからないけれど、国民に示した言葉を信じてみたい気がする。

 「毎年3万人以上の方々のいのちが、絶望の中で断たれているのに、私も含め、政治にはその実感が乏しかったのではないか。おばあさんのその手の感触。その眼の中の悲しみ。私には忘れることができませんし、断じて忘れてはならない。社会の中に自らのささやかな『居場所』すら見つけることができず、いのちを断つ人が後を絶たない、しかも政治も行政もそのことに全く鈍感になっている、そのことの異常を正し、支え合いという日本の伝統を現代にふさわしいかたちで立て直すことが、私の第一の任務です」。



 「かつての『誰もが誰もを知っている』という地縁・血縁型の地域共同体は、もはや失われつつあります。そこで、次に私たちが目指すべきは、単純に昔ながらの共同体に戻るのではない、新しい共同体のあり方です。スポーツや芸術文化活動、子育て、介護などのボランティア活動、環境保護運動、地域防災、そしてインターネットでのつながりなどを活用して、『誰かが誰かを知っている』という信頼の市民ネットワークを編みなおすことです。『あのおじいさんは、一見偏屈そうだけど、ボランティアになると笑顔が素敵なんだ』とか『あのブラジル人は、無口だけど、ホントはやさしくて子どもにサッカー教えるのもうまいんだよ』とかいった、それぞれの価値を共有することでつながっていく、新しい『絆』をつくりたいと考えています」。

 こんなことを書くとまたkazesanは批判されそうだが、ぼくにはこれまでの政治家の顔がときどき妖怪人間に見えた。人相が良くないと思った。ふてぶてしくて庶民をどこかでバカにしているような気がしていた。それが新政権になって、今はなんとも気持ちがいい。それぞれの大臣に、自分の言葉で語る歯切れの良い主張と聞く耳を持つ真摯な態度を感じる。日本が変わろうとしている、その劇的な時に居合わせているのだと思わないではいられない。

 国会では、首相の献金虚偽記載問題が一番に矢面に立たされ、さらには財源はどうするのかと、どこか視点のずれた論戦が展開されそうですこし寂しいものを感じてしまうけれど、いつになく注目だけはしていたい。“みなさん、日本を変えましょう”と、首相は国民ひとりひとりにも呼びかけていたのだと、ぼくは受け止めている。


第173回国会における鳩山内閣総理大臣所信表明演説



| 21:41 | 日々のカケラ | comments(0) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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