kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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クマの気持ち
 「クマがバスターミナルで暴れ、9人負傷 岐阜・乗鞍」(毎日jp)の記事が目に留まった。被害に遭われた方々には気の毒なことだったが、この手の報道がある度に、発生したその一件だけをことさら大きく取り上げてしまうことに、むしろ人間の傲慢さを感じてしまう。

 このクマの尋常でない行動を思うと、どこかになにか深い原因があったのではと想像してしまう。クマは本来草食で極めておとなしい野生動物だそうだ。それでも山を歩きながら、クマには遭遇したくないものだといつも思うけれど、ほとんどはクマが先に人間に気づいて遠ざかってしまうのだと聞いている。なのに、なぜこんな事態が起きてしまったんだろうか。



 ひとつの現象が数限りない要素が絡んで表れていることは、十分に予想できる。けれども現場ではだれひとりそのことを言う者はいない。これではまるで、恐ろしい獣が人間の領域に侵入し暴れ回った、というようなニュアンスでそればかりが語られている。だが本当はどうなんだろうか。標高2702メートルの現場は、ぼくの大好きな白山と同じ高さにある。人が平地と同じ格好をして気楽に楽しんでいられる場所ではないのだ。むしろ野生動物の居住空間ではなかったのか、否、今もまだ変わらずに彼らこそが棲んでいる世界だ。それにしてもこのクマも随分と高いところまで登ってきたものだ。なにか決死の覚悟でもあったような気さえする。なにもしていない人間を単純に襲うとはとても思えない。どこかで死ぬほど辛い目に合ったんだろうか。それともクマの森を守ろうと、ひとり立ち上がったんだろうか。

 ああ、これではケガをした人間を放っておいて、クマの味方ばかりしているように思える。でも、それでいい。クマにはなにを発言する機会も与えられていないのだ。数は少ないしけして深くはないけれど、人間にも理解しようとする者がいることを知ってもらいたいものだ。負傷者とそして射殺されたクマに心を寄せながら、奥山の自然とはどんなものかと考えている。


日本熊森協会の見解







| 09:45 | 原初の森 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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