kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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活力素
 ここでは食べ物を食べるだけでなくその中の光を受け取ってもらっているのだと、まだ若い店長のちこさんが言った。大阪は枚方にあるまかない料理の店「ゆにわ」での話だ。白山麓の田舎っぺカメラマンがご指名を受けて、これで二度の撮影に馳せ参じた。なんのご縁だろうか。大阪にはカメラマンなど掃いて捨てるほどいるだろうに、まったく有り難い話だ。

 撮影前後のお昼と夕飯をご馳走になった。素材はもちろん吟味され、調理にも時間と情熱がたっぷりと込められているようだ。家庭料理の延長線上にあるメニューなのに、味にはこれまで経験したことのないようなふくよかさがある。ほんの少量を口にしただけで、なんとなく力がわいてくるような気さえする。ちこさん曰く、その正体は活力素、だそうだ。活力素、初めて聞く言葉だ。

ほっこりと、ゆにわのおにぎり

 そう言えばエミサリーには、ニューマプラズムと呼ぶ物質の話がある。それは人が喜びと共にあるときに放つ粒子のことで、目には見えないけれど、それを地上に満たすことは世界への最大の貢献でもある。活力素とニューマプラズム、なんだか似ているな、と思った。

 元気は、人が本来持って生まれた根源の気のことだろうが、生きていることは死んで行くことでもあるのだから、元気は少しずつ消滅してゆくものだ。けれどもしも本当に、ニューマプラズムや活力素というものがあるのなら、それは元気とはすこしちがう物質かもしれない。自らの生き様で産み出すエネルギー、とでもいうものだろうか。

ゆにわのスタッフは笑いが絶えない

 「料理に活力素が入るなら、写真にも入りそうですね」。野菜のオーブン焼きをいただきながら、心に浮かんだ思いを口にした。笑顔が美しいちこさんはこの時もにっこり笑って頷いてくれたけれど、ぼくはすこし本気だった。ぼくは、無限の空間で切り撮り遊びをして遊びながら、歓び、悦び、喜んで、ニューマプラズムでも活力素でも、天真爛漫に放っていたい。そう望むことは、生きて行くためのぼくの力にもなる。

 それにしても、なぜぼくが枚方にいるんだろうかと、やっぱり不思議だった。ご縁というものも、人から人へと手渡していく活力のあるひとつのエネルギーなのかもしれない。自分で生きているようで、いくらもそうではないだろう。生かされているのだ、元気や活力素やニューマプラズムで。それらを放てば、まただれかが生かされるかもしれない。






| 21:54 | 日々のカケラ | comments(0) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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