kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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立場
 いつものことだけれど、人を批難したりすると、どうもそのあとの気分が低調になる。否定的な言葉を口にしてしまうと、その響きが自分にも影響するようだ。批判の対象が離れるどころかますます近寄ってきて、ほとほと疲れてしまう。他を批判しているのにそのエネルギーが自らに返ってくるのだとしたら、これはよくよく注意しなければならない。自分自身を傷つけているのと同じことだ。口は災いの元、どころではなくなってしまう。批判や批難は緩やかな自殺行為にも似ている、かもしれない。

 恥ずかしい話、政治のことをぼくはなにも知らない。学生時代のころ三無主義などと揶揄された世代だ。その中でもノンポリの代表格だったぼくは、その後もなにひとつ変わっていない。世界の情勢のことにも環境問題にも、無知なままだ。なにかひとつぐらい心がけはあるだろうと考えて、なるべくならまっすぐな心で暮らしていたいと、それぐらいが関の山のとっちゃん坊やだ。だからだろうか、権力を笠に着たり立場の優位を利用しているような要人たちの振る舞いが見えてくると、なんの力もないくせに、反抗だけはしたくなる。要人の取り巻き連中がペコペコしている姿など、その立場になれば仕方のないことなんだろうが、情けなくて、半ば軽蔑してしまうぼくだ。組織にいると、人間が人間でなくなるような気さえする。



 そうだ、そんな組織に対するぼくの理解は、ほとんどないに等しいかもしれない。フリーカメラマン稼業を三十年近くも気ままに続けてきただけの人間には、組織に属するという経験が実に乏しい。若い頃の会社勤めと石川県写真家協会という任意団体に十数年所属したことがあるばかりで、それさえも毎年同じことを繰り返しているという単純さに飽きがきたし、思えば、組織の公的な使命とか役割などぼくにはまったく関心がないようだ。自分のことなのに、ようだ、もないが、要するに公的な立場を意識したことがないのだから、仕方がない。

 そんなぼくが、組織で生きる人たちをとやかく言うのは、もうやめよう。批判的になるばかりだ。結果、自分自身を傷つけてしまうばかりだ。人には、それぞれの立場があるのだ。ただ政治家など、およそ組織を動かしているような方々には、その居住まいは正してもらわなかればならない。そのための選挙でもある。

 朝一番に走り出した候補者の宣伝カーに出会った。爽やかな女性の声で近づいてきた。連呼する名前は自民党候補のものだった。ぼくのすぐ横を走って行く。見なければいいものを、目と目が合ってしまった。なんでこうなったものか、ご苦労様という気になって、手を振ってやった。拡声器のマイクを握ったその方はすぐにうれしそうな顔になって、「手を振ってのご声援ありがとうございます」との軽やかな響きを残して過ぎ去って行った。不思議なものだが、なんとなくいい気分になった。残念ながら、ぼくの小さな一票はあなたの推す候補者ではないけれど。





| 13:56 | 日々のカケラ | comments(0) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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