kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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小さなものは小さなままに
 朝の散歩の途中で気になったものを撮っている。ぼくの趣味のひとつにすぎないけれど、だれも気にならないものが気になるのだから、これが結構面白い。道ばたのそれも柵の蔭になっているツユクサが目に留まった。持っているのは“等身大レンズ”と呼ぶことにした標準だけだから、ピントの合う範囲でどんなに近づいても画面の中では点のようにしか写らない。それが物足らなくてどでかい180mmのマクロでのぞいたりもしたが、近ごろは、小さなものは小さなままがちょうどいい。小さなものを拡大できるのも写真の面白さのひとつにはちがいないけれど、それではどうにも今の気分に合わない。見えているそのままの方が、より存在感を感じてしまうほどだ。



 撮り終えてまた歩いているうちに、ふと思った。小さなものが小さなままでいいんだから、ぼくはぼくのままでいいんだと。およそ生き物というものは成長してそれなりに大きくなるのだけれど、親が子に過度の期待をかけるように、人間にだけは通常の度合いを越えた成長が望まれたりする。魂の成長を望んでいる人もいるくらいだから、人間の欲望というものには切りがない。ふと、また思った。人間は魂も含めて、ほんとうに成長しなければならないんだろうか。成長を望むと、いつか、苦しくならないか。ぼくは成長することより、できるなら平和な心でいたい。望む心は平和を乱す元にならないだろうか。

 苦しんでいる人に、あなたはあなたのままでいいんだよ、とささやくと、楽になることがある。なぜだろうか。変わろうとするから、自分ではないものになろうとするから、成長したいのにそうならないから・・・。理由などいくつも挙げられるだろうが、ぼくにはひとつだけ忘れたくないことがある。だれもがそのままでいいのだと思うけれど、それに関わらず変化も成長も自然な営みとしていつも起こっている。この世に変化しないものなど存在しないだろう、ということだ。ぼくは、このままのぼくでいい。ただ忘れないで、見ていよう。昨日と今日と、そして明日のぼくのちがいを。存在しているから感じられるにちがいない、自然な営みとしての成長を。

 ぼくは、ツユクサだ。




| 19:32 | 心の森 | comments(4) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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そのままでいい、とだれかに言うとき、それはそう感じていないかもしれないぼく自身にも言っているのだと、いま思いました。よく人を変えることはできないと言われますが、それはぼくもよく感じていることで、でもなにかを自分に言い聞かせた瞬間だけなら、割と簡単に自分自身が変われるんです。だからしょっちゅう言うのかなあ。そのままでいいよ、って。自分をも突き放せたら、どんなにらくちんでしょうか。
posted by kazesan | 2009/08/18 3:47 PM |
親は なかなかその「突き放し」ができないんですね(笑)。

あたたかさも優しさも 他のたくさんも 感じる側に芽生えるものしょうか。
あるがままの高山植物や風景の姿をみつめる心、それぞれのように・・。

登拝、メンバーの皆さんとすべての流れに感謝します。
posted by Shino | 2009/08/18 2:41 PM |
そのままでいいのだと見ていることが、ぼくのあたたかさと言うのは少し疑問かな? そのままでいいよ、と言いながら、でもぼくはなんの責任も感じていないわけで、それぞれが自分のことをするだけだと、どこか突き放しているところもあるんですよ。びっくりしましたか? でもヤギおじさんが言っていた「初めての出会いとは思えません」というメンバーがそろっていたおかげで、タカ坊も無事登って下りることができました。これはきっと、全員の力とタカ坊自身の力が合作した登拝だったようですね。
posted by kazesan | 2009/08/18 1:40 PM |
いつも そのままでいい。 と、
そんなあたたかいkazesanだからこそ
我が子はひとりでも出掛けたんだと思います。
金沢までも、白山までも。

kazesanの信頼が、あの子を動かしました。
そばで見ていて それがよく分かりました。

ほんとうに ありがとうございました。
posted by タカ坊の母より | 2009/08/18 10:47 AM |
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