kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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サボテンの花
 サボテンが咲いた。友人が贈ってくれたものから挿し木を重ねて、これが三代目だそうだ。親はいつの間にか枯れてゆき、こんなところにも命が受け継がれているのかと思うと、ことのほか美しい。「ひと晩咲いて終わるのよ」とヨシエどんが言っていたのに、昨日の夜咲いて、今朝になってもまだ咲いている。根付いて三年目か四年目で、はじめてつけた花だ。あんまりきれいだから、背景もあつらえて窓のやわらかな光で記念撮影してやった。はじめて撮るサボテンのポートレートだ。そして、開いてからずっと声をかけている。「きれいだよ、ほんとうに美しい」。



 アート・オブ・リビング・セミナーの中で、この実際に声を出すことの大切さをユージンが何度か強調していた。あれは祝福する時間でのことだった。もっとも嫌いな、または不得意とする人を思い浮かべ、その人に向けて心をこめて祝福の言葉を送るのだ。「あなたを祝福します。あなたの未来の時間に愛の真実があふれますように」。同じようにつづけて、何人もの人に祝福の言葉を送った。するとどうしたことか、ぼく自身のいつも傷だらけの心が和らいでいくのを感じた。人を批判の目で見ることが多いぼくは、心の所々が痛んでいる。その傷が、癒えて行った。あんなに優しい気持ちになれたのは、何年ぶりのことだったろうか。
 
 ユージンは言った。「自分に聞こえる程度でいいから、声に出して祝福することが大切だ。自分の声を自分の耳で聞くのだ」と。声にも波があるから、その振動が耳を通して体に伝わるんだろうか。祝福の心は、まず自分自身を包み込んでくれるようだ。つづくユージンの言葉が面白かった。「祝福はスピリットの流れに乗って天から届くもの。声に出して、自分がその流れを伝えるパイプになる。だからまず自分自身が祝福されるのだ」。そうかもしれない。そうかもしれないが、話がそこまで行くと、ぼくはいつもそんなものだろうという程度で納めてしまう。ぼくにわからないことを鵜呑みにしたくないだけなんだろうが、それでもいつも大きな安心につつまれている。人は生まれてきたというそのことだけで、すでに祝福されているのだと、理由もなく確信しているぼくだ。

 サボテンを両手でつつむようにして、また声をかけた。いま花開いている君を祝福するよ。ほんとうに美しい。ありがとう。その声がまるで、ぼく自身のことを言っているように聞こえた。サボテンが、もしかすると、ぼくにそうささやいてくれたんだろうか。





| 09:23 | アート・オブ・リビング・セミナー | comments(4) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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Comment








向き合っているつもりなだけ、でもいいのではとぼくは思います。ぼくもそうかもしれないから。生きている、つもり。呼吸している、つもり。もしかしたら、ほんとうはみんな、つもり、なだけかもしれませんね。
posted by kazesan | 2009/06/19 10:06 AM |
失礼しました!
昨日の名無しのコメントしましたのは私・mizuka・です。
時は流れるばかりで実は深く自分に向き合うつもりになってるだけかもしれません。
kazesanの日記からあさはかな私に多くの氣付きを頂いてます。
人生のそれぞれの人の出逢いは宝物ですね。
他から来るから宝だそうです。宝物になれるように自分磨きの旅続きます。

能登白山さんには又お邪魔します。
よろしくお願いします。
posted by mizuka | 2009/06/18 10:01 AM |
はい、静かに自分に向き合うひとときは、ぼくにとっても貴重です。これがなければ、人生はただジタバタと過ぎて行くような気がして恐くなります。ほんとうに大切にしたい時間です。滋賀と金沢、近いもんです。きっと今日は窓のガラスをコツコツとノックしてくれてますね。どうぞお入りください。
posted by kazesan | 2009/06/17 10:40 AM |
涙が出る程美しい!
私にはこのスピリットな瞬間がとっても必要・・・
kazesanの日記に向かうこの空間がとっても大事・・・
滋賀から金沢には距離ありますが
心は個展のお寺の窓辺に飛んでます!
posted by | 2009/06/17 8:55 AM |
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