kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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竹の音
 

 あれは竹が割れる音なんだろうか。ぼくのほかには誰もいない秘密の原っぱの静かな朝に、響きわたる音だった。2日つづけての晴天のあといよいよ冬がくる気配を感じながら、いつものように練功していた。パーン、カコーンと、なんとも軽やかに聞こえてきた。熊でもいるのかと辺りを見回した。臆病なぼくだ。自然が大好きだと言いながら、自然のことをなにも知らない。カーン、コキーン。ときどきバクッ、ブシュッと、空気が抜けたような音も混じっている。音の間隔が短くなってきた。まるで竹林の音楽会だ。気功どころじゃなくなった。いや、竹の音を聴いているのは、気功そのものだった。あれは竹が割れる音なんだろうか。竹が割れる。竹は2、3年で更新すると聞いたような気がするけれど、割れる、というのは、死んでゆくことなんだうか。だとしたら、あれは、1本が最期に放つ声だ。なんて潔い世代交替だろう。静かに耳を傾けた。最期の音。ぼくの最期にも音があるだろうか。ひと声放って死んでゆけるだろうか。できるなら、にっこり笑って歌でも歌って死んでゆきたい。あれは、竹が割れる音だったんだろうか。






| 05:28 | 日々のカケラ | comments(4) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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みっちんの恋しい日本のお正月、いよいよ明日からです。って、ドイツにも8時間遅れて訪れるんでしたね。手をつないで歩くのは、いくつになってもうれしいもんですよね。ぼくなんかヨシエどんばかりか、となりに素敵な方がいるとすぐにつなぎたくなる。(それはちょっと違いますね、失礼しました!)森と湖に囲まれたまるでお城住まいのようなドイツを想像しています。
posted by kazesan | 2007/12/31 11:49 AM |
今日の気温はマイルドで、素敵な散歩ができましたよ。小鳥もピチュピチュと陽気に囀っていました。

>もしかすると手もつないで、歩いているおふたりの姿を想像しました。

なんで知ってるの?(笑)
こちらでは、おじいちゃん、おばあちゃんも手を繋いで歩いていますよ。微笑ましい情景で、一度ドイツを訪れた母がそれを見てうらやましがっていました(笑)
お正月の準備で段々あわただしくなってきますね。でも日本にいた時、大晦日前のそういう雰囲気が何だか好きでした。日本のお正月恋しいよう〜!
posted by Michiyo | 2007/12/30 11:16 PM |
森のお散歩、いかがでしたか? 森の声を聴きながら肩を並べて、もしかすると手もつないで、歩いているおふたりの姿を想像しました。なんだか同じ地球じゃないみたいにうらやましい気がします。ヨシエどんときょうは、買い出しを兼ねたスーパーのお散歩でした(笑)。
posted by kazesan | 2007/12/30 9:28 PM |
ロシアの童話作家マルシャークの「森は生きている」が大好きなのですが、原っぱや森林に一人でいると、樹木が生きている色々な音が聞こえてきて、はっとしますよね。kazesanの言葉を読みながら、竹のカーンと鳴る音を私も聞いてシーンと心が静まり返りました。
今朝食を食べたばかり。これから森の中へ散歩に行ってこよう!
posted by Michiyo | 2007/12/30 6:32 PM |
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