kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

| CALENDAR | RECOMMEND | ENTRY | COMMENT | TRACKBACK | CATEGORY | ARCHIVE | LINK | PROFILE | OTHERS |
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| | - | - | - | posted by スポンサードリンク |
山に微笑む
 日本熊森協会本部のメンバーが白山麓のトラスト地周辺を回るというので、飛び入りで参加した。ぼくは今年度の会費が未納の不良会員だ。六千円の金額が負担だということもあるけれど、手持ちが少ないからこそ、有効な使い方をしたいとも思っている。はたして熊森はぼくの好みだろうか、環境保護にどれほど有効だろうかと、それを確かめたい気持ちが生まれていた。だからの飛び入りでもあった。

 メンバーは会長の森山まり子さんと顧問の主原憲司さん、それに清々しい若者が三人、地元からは石川支部長の三井明美さんが出迎え同行した。今回はトラスト地の見学ツアーの下見を兼ねているようだったが、下見と言っても範囲は広い。日帰りのほんの数時間の滞在ではどれほどの成果も期待できそうになかった。てっきり泊まりだと思い込んでいたぼくは、肩すかしを食らってしまった。



 それでも自然が大好きな方たちとその自然の中にいるのは、なんとも居心地がいいものだった。森山会長もまるで少女のようにして、あちこち動き回っていらした。昆虫研究者の主原さんに同行させてもらうのはこれで二度目だが、昆虫ばかりか樹木や草花、もちろんクマやシカの動物たちと、氏の自然界の物語はまるで泉のように淀みなく湧きあがってくる。ほんとうにこの方は自然が大好きなんだと思った。ただ聞いているだけで、ぼくまでうれしくなってくる。できることならすべてを記憶に留めておきたいと思うけれど、反対の耳からほとんどが流れ出てしまった。

 時間はあっと言う間に過ぎて行った。なにか特別なことがあったわけでもないが、メンバーを見送ったあと三井さんとふたりでしばらくトラスト地を眺めていると、なんだか心がほっこりとあたたかくなってきた。木々は新緑から夏色へと色濃くなりはじめ、夕暮れの山は眠りにつく準備でもするように静かだった。トラストのことをぼくは詳しく知らないが、どこまでもつづく山々のほんの一部をいま熊森は保護しようとしているにすぎないのだろう。いったいどれほどの効果があると言うのか。けれども、ほかの誰も行動していないことに手をつけはじめたのだ。そしてそれよりも、メンバーのみなさんはほんとうに楽しそうだった。クマや森と友達でいると、人は軽やかに微笑んでいられるようだ。ぼくもいっしょに微笑んでいたい。遅れていた会費は明日にでも納めてくることにするか。

 中ほど右手の辺りが白山のトラスト地だ


豊かな森のシンボル☆クマたちからのメッセージ♪
本部原生林ツアー石川県の山の下見
主原憲司先生のお話




| 23:03 | 原初の森 | comments(2) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
スポンサーサイト
| 23:03 | - | - | - | posted by スポンサードリンク |
Comment








翻訳をされたんですね。森でつながる人の環を感じます。ひとりひとりは小さなピースに過ぎませんが、日本中の森をその環の優しさですっぽりとつつめるといいですね。
posted by kazesan | 2009/05/14 10:45 PM |
お久しぶりです。

熊森と聞いて嬉しくて反応しちゃいました。

『クマと森とひと』の英語版が
出る予定があり、会員として訳を
ほんの少しだけお手伝いさせて戴きました。

直球勝負の会長さんと、教え子の方々の
清々しい奮闘ぶりを拝見していると
心がシュワ〜と浄化される気がします。

kazesanの心にも響いたのですね。
嬉しいです。

そういえば、私も会費を払わなければ!です。




posted by cheedee | 2009/05/14 3:37 PM |
Trackback
この記事のトラックバックURL: http://kazesan3.jugem.jp/trackback/470
<< NEW | TOP | OLD>>