kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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資源
 「ビデオ撮り、音声がうまくいかなかったんだね。がっかりしてくれて、ありがとう」。ヴァーチューズ仲間のるみ子さんから、そんな返事が返ってきた。えっ?と、久しぶりにぼくの心が動いた。事の顛末はこうだ。

 ヴァーチューズ・プロジェクト雪の花主催の講座「美徳の視点」の記録係に徹しようと思い、ずっと使っていなかったビデオを持ち出し2時間ほどを収録した。なるべく音もきれいに録ろうと指向性のある外部マイクまで取り付けたのが、どうやら失敗の誘因だった。一部をのぞいてほとんど全編に渡って肝腎の音声が入っていなかった。なにがあっても、もう大して気持ちが動かないぼくだったが、さすがにがっくり。出席できなかった人への教材にしてもらおうという計画が初っぱなから挫折してしまったわけだ。そのことへの、るみ子さんからの返事だった。

 返事は続いて、「その落胆ぶりからもますやんがこの講座にかけてくれた情熱を感じます。『失敗はない、それを次に生かせばリソース(資源)になる』ということで、またよろしくお願いしますね」だった。

 別に失敗の尾を引いていたわけでもないけれど、これを読んで、なんだかすっかり気分が良くなった。ヴァーチューズの仲間は、ほんとうにすごい。いつも最高の言葉を返してくれる。



 この「失敗はない、それを次に生かせばリソース(資源)になる」というのは、るみ子さんがほかにも講師をしているNLPというカウンセリングでの話だそうだ。「失敗は成功の元」とはよく言われていることだが、るみ子さんはその失敗というものはないのだと言ってくれたのだ。

 成功のために失敗がある、というのでは、成功はやはり素晴らしいもので最終目標で、常に求めるもので、などとなってしまう。なんでもうまく行けばうれしいに違いないが、ほんとうに成功することが目標でいいんだろうか。失敗は成功の元ではなく、生きて行く上での資源だと捉えたら、すこし意味合いがちがってくるような気がする。

 成功するとは、どういうことだ。ひとつ成功すれば、次の目標が生まれ、またその達成を目指して、成功への道を歩むのだろう。それを成長と言うのだと諭されそうだが、もしも成長ということが人生に必要不可欠な要素なら、失敗と言われていることをしでかした時点で十分に成長できるではないか。否、失敗ではなく、それを自分への資源として、肥やしとして、栄養として体験したのだと思った時点で、十分に器が大きくなった気分になれる。

 ぼくはもうこの年になってまで成長したいとは思わない。ましてや、今さらなんの成功が必要だろう。喜びや哀しみや、出来不出来などいろんな資源であふれた人生を、なんとなくでもいいから、自分なりに味わっていたい。そのささやかな望みがあって、なんとなくでも生きていられる。大体が、失敗ではない資源のほかにも、人生はいつも豊かな天然資源であふれているのだ。成功しようがしまいが、親がいて子がいて友がいて、空気があり水があり少しの食料がある。

 さてと、次回はビデオはどうしよう。音声の重要さがよくわかった。


| 10:46 | ヴァーチュー | comments(0) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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