kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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『家族をつなぐ52のキーワード』
 親業という言葉を聞いたことがある。誰もが初めて親になるのだから、「業」とは実にうまく言い当てている。その親業をだれが教えてくれるわけでもなく、究極は人生の意味を深く知っているわけでもなく、ほとんどの親が不安を抱いて子育てに勤しむことになる。三人の子らが巣立って行ったぼくの場合はもうなにを言っても遅すぎるけれど、いったいどんな親だったんだろう。なにひとつ自信を持って子らに接した試しがない。迷ってばかりだった。ただいつも真剣だったような気はするけれど、気分任せで、どういう親であるべきかなどと考えたことはほとんどなかったような気がする。いま親として奮闘している友らはどんな心持ちでいるだろうか。他人事ながら、共感したくなる。

 「美徳の視点」という講座を企画した以上はぼく自身がそれを意識できるように務めたいと、ヴァーチューズ・プロジェクト・ジャパンの代表でもある大内博さん(玉川大学教授)翻訳の『家族をつなぐ52のキーワード』(太陽出版)を読んでいるところだ。

 これがなんとも示唆に富んでいて、講座に参加できなくても、親業を楽しみたい方にはぜひ読んでもらいたいと思う超お薦めの一冊だ。もしも子育て真っ最中のころに出会っていたなら、もう少しましな父親でいられたものをと、我が子に申し訳ない気持ちになってしまう。なんとなくでも世間並みに育ってくれたのは、まったくもって母親のヨシエどんの力に負うところが多い。



 親業というからには、そこにはスキルが必要になる。ぼくのように気分で向き合っていたり自分本位の愛情や正義を押し付けていたのでは、子らの息はつまり、おそらく見えない心の距離は遠くなる。そうなった関係が、成立していると言えるだろうか。だがしかし、そんなスキルの下で、ぼく自身も育ってこなかった。仕事一辺倒のおやじとヒステリックなおふくろに挟まれて、とにかく大きくはなった。今さらそれを恨んでいるわけではないけれど、親と同じことをする父親だったような気がする。虐待し命まで奪ってしまう親子のニュースを聞く度に、親業のあり方を知らない親が多すぎる人間社会なんだと思ってしまう。だからこの本を薦めたい。ここには、だれもが持って生まれた美徳を引き出すことで親子が互いに育ち合うスキルがちりばめられている。

 子どもが解決しなければならない問題に直面しているとき、たいていの愛情深い親はどんな態度を取るだろうか。「しばらくの間は子どもの話を聞き、それから、もちろんのことですが、親として自分の体験に基づいた叡智を子どもに与えます」と本は言っている。それで当座の問題が解決したとしても、だがほんとうはどういうことになっているだろうか。「これは実際、子ども自身が持っている叡智を奪うことになります。同時に、教えに最適な瞬間をつかむ絶好の機会を奪ってしまいます。道徳的なジレンマを子どもが自分で解決する機会を奪ってしまうのです」。

 ぼくは父親としてどうしてきただろう。今親業をしている友らは、どんなふうに向き合っているだろう。

 「美徳の視点」が子育てや親業の唯一確かな方法だとはもちろん思っていないけれど、迷うことが多いなら、ぜひご一読を。そして、ぜひ実践を。頭で考えることと心で感じることをバランスよくひとつにした、すこぶる確かなスキルだと思う。


美徳の実践セミナー in 石川「美徳の視点」4月12日開講

ヴァーチューズ・プロジェクト・ジャパン







| 18:56 | ヴァーチュー | comments(2) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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Comment








うらやましいなあ、子らの美徳を意識しておかあさんをできるなんて。
posted by kazesan | 2009/03/21 8:39 AM |
『家族をつなぐ52のキーワード』、まだ途中ですが読んでいます♪
posted by Shino | 2009/03/20 11:05 PM |
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