kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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沈丁花


 沈丁花。庭先に咲いているのを見つけては、春の訪れを知るぼくだ。ことしも株に顔をうずめて、しばらくその香りを楽しめそうだ。飽きもしないで、それが毎年の恒例行事になっている。沈丁花の香りをなんと喩えたらいいだろう。甘い香り、芳香、などという言葉ではとても足りないし、それだとほかに香る花と大差がない。沈丁花は品のある香りなのだが、妖艶というほどのことでもない妖しさが漂っている。女性で言えば、ほんのりと化粧をした三十代後半か。もちろん美しすぎて、ぼくのような無骨なものには近寄り難いのだけれど、なにかの間違いでつつまれてしまうと、もう離れられなくなるようなそんな香りかもしれない。ひと言で言えば、超がつくほどの高級石けんだ。だがそれでは品がなさすぎる。品のないぼくだから、せめて花とは上品につきあいたい。静かにやさしく、遠くから見つめていたのを徐々に距離をつめ、恥ずかしがらなくてもいいようにさりげなくレンズを向けるのだ。それを見ていた朝の光が一瞬手伝ってくれて、微笑みとともにシャッターを切る。香りまで写るなら、それこそ言うことはないのだが。





| 21:46 | 日々のカケラ | comments(0) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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