kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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言葉は中立


 言葉そのものは中立だと、友が言った。それを聞いて、ぼくはハッとした。言葉が中立だなどと考えたこともなかった。言葉にはニュアンスがつきまとっている。そのニュアンスはだれがつけたものだろうか。話す人か、聞く人か。書く人か、読む人か。互いの間を行き来するうち、言葉はニュアンスを持つようになった。

 たとえば「更新」という言葉。免許の更新、契約の更新の「更新」だ。「更新」には制度のニュアンスを感じる、とぼくは思いこんでいた。「更新」を広辞苑で引くと、意外な「更新」に、いや素顔の「更新」に出会った。

1 あらたまること。あらためること。
2 [法]契約などの期間が満了した時、延長し、または新契約を結ぶこと。
3 [生]植物群落の遷移。とくに極相森林で世代の代わること。
4 林業で、主伐を行う土地に後継林を仕立てること。

 筆頭に挙げられている意味に素直に驚いた。あらたまることも、あらためることも、制度というより、自らの意志で更新するような雰囲気がある。そう言えば、森には倒木更新というのがあった。樹木が自ら世代交替してゆくのだ。更新するとは、更に新たに、生きることなのだ。それは制度などでない、生き様とでも言える自然な営みだと、今度はそんなふうに思い込んでしまった。

 栄枯盛衰。植物にかぎらず、どんなものも栄え、やがて衰える。だからこその、更新。更新を繰り返し、なるべくならと長期の安定を続けようとするのか。日々更新、日々新た。自分をぼくは更新しているか。免許などではない自分。


 言葉は中立。言葉の素顔を読み取りたい。


 


| 21:43 | 日々のカケラ | comments(0) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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