kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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電気の働きに満ちた宇宙?
 『風の旅人』に興味深い連載記事がある。「電気の働きに満ちた宇宙?」というタイトルがついている。星空を見上げてただきれいだなあと言っているだけのぼくに、この記事のすべてを理解することは並大抵のことではないけれど、そんな中途半端な理解でも、これはなかなかに面白い。引力や重力が宇宙のシステムの重要な役割に担っている、というのが今の権威ある宇宙論で、それをぼくたちは何の疑いもなく、と言うより、疑うどんな力も持たずに、そんなものだろうと信じ込んでいる。宇宙のしくみがどんなでもそれが直接暮らしに影響しているとも思えないのだから、大して気にもならない、というのがぼくの正直なところだろうか。

 ところがだ。この連載にはある意味がある。たぶん。

 編集長の佐伯剛さんがところどころに書いているものを読んでいると、自分の目を持たない現代人は大勢の流れに乗るだけで、無難に、そして巨大なものに巻かれて暮らしているのだと、鋭い分析を突きつけられているような気がしてならない。信頼するものを持たない個々は経済優先のご時世にどうしようもなく翻弄されている。常識の範囲内にいれば、とりあえずは安心していられるのだ、と。


 宇宙がこれまでの定説をくつがえしてもしも電気の働きで営まれているのだとして、それがわかったら、人類はなにか変われるだろうか。天動説でなく、ほんとうは地球が回っているのだとはじめて知った人類は、そのとき変わったんだろうか。否、変わる変わらないの話ではないだろう。真実を知ってゆく過程があって、その大きな転換点にいた、というに過ぎないのかもしれない。

 しかし、専門家が言っているから、というだけで、ぼくたちはどれだけの偽りの中で暮らしているだろう。偽りが言い過ぎなら、間違った情報の中で、ということだ。メーカーは自社の商品を売らんがために、科学者に商品に使う素材の分析を依頼するというではないか。そこから都合のいい結果のみを公開し、だからこの商品は素晴らしいのだと強調する。無邪気な大衆はありがたがって買い求めているというわけだ。コーヒーが赤ワインがビールが体にいいなんて、わざわざ誰が研究するものか。

 それと宇宙と、なにか関係があるのか。大ありだと、ぼくは思う。無限に広がる宇宙も、小さな商品も、ひとりの人間となんらかけ離れたものではないだろう。何のどこを見つめているのかが、暮らしを営む上でいちばんに大切にしたい事柄だと思うから。

 彗星が汚れた雪玉だという定説を、次々と発見される新しいデーターがくつがえしてゆく。月のクレーターが衝突でできたものだという定説では説明できない大部分が、電気の働きから見ると、ことごとくあたり前のこととして実証されてしまう。それなのに、権威は、なぜかしがみついている。大衆はそんな権威を盲信している。面白いでしょ? 宇宙のしくみを読みながら、人間社会のしくみを考えるなんて。ぜひご一読を。



| 11:41 | 日々のカケラ | comments(0) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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