kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

| CALENDAR | RECOMMEND | ENTRY | COMMENT | TRACKBACK | CATEGORY | ARCHIVE | LINK | PROFILE | OTHERS |
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| | - | - | - | posted by スポンサードリンク |
朝の月
 朝の月とおはようのあいさつを交わす。ぼくだけの、誰も知らない、そんな小さな喜びに包まれた一日のはじまりだった。月暦文月二十二日の下弦に近づいた月が浮かんでいた。青空には秋の雲がゆっくりと流れている。日常の規則正しく刻まれる時間とは違うリズムが、天には広がっている。そしておそらく、ほんとうはこの地上にも。


 月に出会うのは、夜とばかりは限らない。いまごろどこに浮かんでいるのかと気にして、それがぴたりと当たったりすると、うれしくなる。それは、待ち合わせの時間と場所を決めて、ちょうどいいタイミングで出会った、あのなつかしいデートのようなものかもしれない。そうすると、月はぼくの恋人かな。うーん、違うようだ。どちらかと言えば、おかあさんのような存在だ。実際のおふくろはヒステリックで鬼婆みたいな人だったから、なおさら月に母性を求めてしまうのだろうか。月は片時も離れずに見守ってくれる、ぼくにはやさしい星だ。

 ことに心が沈んでしまったときなどは、月のやさしさが身に沁みる。おお、そうかそうかと、ただ浮かんでいるだけなのに、抱きしめてくれる。人は慰めが欲しいわけじゃない。いたわって欲しいのでもない。ただ、そうかそうかと、知っていてくれればいいのだ。いつも変わらない存在で、となりに寄り添っていてくれれば、それで十分だ。月。今も、どこかの国のだれかさんを、抱きしめているかい。そう言えば、ヒステリックなおふくろだったが、肝腎なところではぼくのなにひとつにも反対はしなかった。それも見守っていてくれたということか。


| 13:24 | 月的生活 | comments(2) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
スポンサーサイト
| 13:24 | - | - | - | posted by スポンサードリンク |
Comment








 ぷーたまさんの月の光にふうわりと包まれて、今日から処暑。朝の空気がひんやりとしています。季節のように、人の心もうつろいでいくようです。
posted by kazesan | 2008/08/23 6:51 AM |
ただ知っていればいい。ほんとにそうですね。わたしも昼の月のようでありたい。
posted by ぷーたま | 2008/08/22 8:51 PM |
Trackback
この記事のトラックバックURL: http://kazesan3.jugem.jp/trackback/246
<< NEW | TOP | OLD>>