kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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メリハリ
 「遊ぶときは遊ぶ。聞くときは聞く。もっとメリハリを利かせなさいよ」と、能登での子供たちとのひとときに、ほかのスタッフから諌められてしまった。いい加減な性格は治らないが誰よりも子供と遊ぶのが好きなkazesanと子供たちとのどちらをも叱っているようで、しかしその目は誰にも向いていなかった。まったく憤まんやる方ない。その話を帰省中のナミに話したら、「あら、おかしいわね。遊びに行ってるのにね」と来たもんだ。さすがぼくを見て大きくなった娘だ。そうなんだよ。夏休みを利用して、子供たちは日頃押さえつけられているうっぷんを晴らそうと、メリハリの利いた徹底した遊びを体験しにわざわざ出かけてきたんじゃなかったのか。

 思えば、おかしな話だ。学校で管理され、自然体験活動でも管理されている子供たちは、ほんとうに窮屈でしようがないだろうに、生まれてずっと窮屈だからそうだと認識できない。そしてスタッフときたら、なんの疑問も感じていない。組み立てたプログラムをこなしてゆくことに腐心する。時間とルールの制約の中でいつも中途半端だ。徹底的に遊ぶ、ということがない。子供たちの自主性に任せよう、という方針があったとしても、それを心に唱えながら臨んでいる者などひとりもいない。無事に終われば、それでいいのだろう。


 最後に、ふりかえり、という時間を過した。ここでも、もう時間がない。ひとりがひとことずつ感想を言った。どれも似たようなものだった。いろんな体験ができてよかった、はじめて釣をした、はじめて海に飛び込んだ、海の運動会が面白かった。それを聞いておとなたちはにこにこしながら拍手をしている。ぼくはいっぺんに興ざめだ。この満たされない気持ちは、いったいどこからくるんだろうか。

 いっしょにいる間、子供たちの何人かからいろんな不満を聞いた。出来そうな子ほど、どうも文句が多い。進んでやろうとしないなら参加しなければよかったのにと言いたかったが、単純な遊びになるとそんな彼もがぜん遊び出した。そして彼も言った。「普段できないろんなことを体験できて、とてもよかった」。本心ならそれでいい。けれどもその場の雰囲気に合わせているだけだとしたら、ここはいったいなんなんだ。全体に合わせるだけの人間を大量生産している社会のひとつに過ぎないじゃないか。そんなお手伝いなど、ぼくはもうやめよう。子供がかわいそうで見ていられない。

 こどもたちといっしょに、なにかしたい。このとっちゃん坊やのぼくに、いったいなにができるだろうか。遊ぶことしかできない。本気になってけんかすることしかできない。けがをさせてしまうだろう。ぼくもけがをするだろう。できるのはそれくらいのことだ。そんなおとなをだれが信頼するものか。



| 06:34 | ひかりっ子 | comments(6) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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Comment








おお、ついにヨット!!
花火もいいけど、あの風と光の中へまた飛び込める!!
福井方面の豪雨、大丈夫ですか?
posted by kazesan | 2008/07/28 6:17 PM |
今、大人は子供をほっておけないんでしょうね〜〜少子化が原因でしょうか??
ヨット降ろしました。八月11日は三国の花火です!!

まずは・・・・おいてください(*^^)v

posted by 氣功師はるき | 2008/07/25 10:15 PM |
 義理かどうかは外部のぼくにはわかりませんが、行政主導で子供らを集めて、既成の枠に閉じ込めて、そんな場所にボランティアのぼくがなんでいるんだと、折々に疑問を感じました。これはぼくのしたいことじゃないと、改めてはっきりしました。行政ばかりか民間の団体でも同じようなものなら、やっぱりぼく流でやるしかないですね。規模がどんなに小さくても、おとなも子供もひとりひとりが主役になって遊べる場を夢見ています。
posted by kazesan | 2008/07/24 11:33 AM |
 行政や、社会奉仕の団体などが主催する青少年プログラムの中には、主催者が「義理」で取り組んでいるようなものがあります。主催している人たちが本当に楽しそうでないのです。「やらなければならない」と半ば義務感とでもいいますか・・・。ですから、kazesanの「ぼくの満足で子どもらの満足もいっぱいに・・・」は、私にとってもそうありたい姿です。

posted by 葉っぱ塾ヤギ | 2008/07/24 9:47 AM |
自己満足という言葉がみょうにひっかかりました。目指す形は違っても、ぼくもそんなおとなのひとりなんだろうと思うからです。子供たちのことを思いやりながら、それを通してぼく自身の気持ち良さを求めている側面が確かにあります。自己満足かあ。ただの自己満足で終わらずに、せめてぼくの満足で子供らの満足もいっぱいになればいい。そんなひとときが創れたらと思います。
posted by kazesan | 2008/07/24 9:01 AM |
 もうkazesan流にやるしかないってことじゃないでしょうか? 「葉っぱ塾」も他山の石としたいお話で、ありがとうございました。大人の自己満足のための青少年プログラムが、たしかにわんさかありますね。
posted by 葉っぱ塾ヤギ | 2008/07/23 8:12 AM |
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