kazesan3風の吹くままカメラマンの心の旅日記

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水無月十五夜
 水無月十五夜のきのうは、団扇と島酒を片手にひとり観月会をした。家の前のアスファルトの道に座り込み、見上げる月と酒を飲む。ほかにはもうなにもいらない贅沢なひとときだった。誕生日だったヨシエどんとはちょっとした行き違いでケンカをしてしまい、それだからのひとりの夜。月に向かって、おめでとう、とささやいておいた。

 突然、引退を決意したという野茂が浮かんできた。知り合いでもなければ会ったこともないというのに、有名人とは不思議なものだ。なぜぼくの中に浮かんでくるのだ。野茂は誰よりも好きな選手だ、とこれまで考えたこともないのにそう思った。トルネード投法という独特なフォームを最後まで変えることがなかった。自分の歩く道を歩きながら残していった人だ。たしかノーヒット・ノーランを達成したときのことだ。日本の両親は温泉かどこかへ行っていて、あらそんなことがあったんですか、などとまったく感知していなかった報道があって、とても愉快になった。チチローだ松井のおやじだと、親まで目立つおかしな時代だ。そんな親の子でなくてよかったとぼくなら思う。野茂のご両親は、野茂とは違う、自分たちの人生を歩いているのだ。だから野茂は、大リーグに乗り込んだパイオニアとして名を残すことになったのかもしれない。現役を終える野茂に、そっと乾杯した。


 なんでも撮ってばかりのぼくだから、撮らないで過ごしてみると、月の美しさがまた違って感じられた。月を観るのでなく、月と語らう、という美しさだ。いいものだ。世の中の写真家たちは、撮らないでいるこの良さを知っているんだろうか。

 今度はユコタンが浮かんできた。月といっしょに微笑んでいる。月は遠いなあ。ぼくの手では届かない。グラスをあげて、また乾杯した。近所の車だろうか、座っているぼくをさけて通り過ぎていった。日常が入り乱れた、ここは地球だ。月は遠いなあ。何度も乾杯していたら、いつの間にか月は雲の中。素敵な十五夜の語らいだった。また会えるだろうか、月よ、遠い遠い月よ。




| 21:37 | 月的生活 | comments(2) | trackbacks(0) | posted by マスノマサヒロ |
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Comment








Kazesan 私も月をみていました。
満月の月にお願いをしました。
野茂さん 野球がとっても好きなんですよね。
うれしいお話しありがとうございました。

posted by KUN♪ | 2008/07/19 6:34 PM |
あの月を私も見ていました。

たくさんの人が いろいろな思いで 同じ月を見ていたのだなぁ としみじみ思いました。

posted by Tea | 2008/07/19 9:31 AM |
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